ホテル・旅館の集客はHPで決まる!予約を増やすための最新ノウハウ
旅行者が宿を探すとき、まず訪れるのは宿泊予約サイト(OTA)や比較サイト。
ですが、最終的に「本当に泊まるかどうか」を判断するために必ず覗かれるのが 公式ホームページ(HP) です。
ところが、せっかく検討段階まで来たお客様が、HPの出来次第であっさり離脱してしまうケースも少なくありません。
デザインが古かったり、予約ボタンが見つかりにくかったり、コンセプトが伝わらないだけで、「予約寸前」のお客様を逃してしまうのです。
つまり、公式HPは宿にとって“24時間働く営業マン”。ここを整えるかどうかで、予約数や売上は大きく変わってきます。
本記事では、ホテル・旅館が直面しがちな「離脱されやすいHP」の特徴と、集客力を高めるための改善ポイントを徹底的に解説します。
宿泊施設にとってHP制作が重要な理由

1. 予約率の向上につながる
旅行者の行動を分析すると、まず OTA(楽天トラベル、じゃらん、一休.com など) で条件や価格を比較し、その後に「本当に泊まるかどうか」を判断するために公式HPへアクセスする、という流れが一般的です。
実際、JTBの調査によれば、宿泊先を探す人の75%以上がWeb検索を利用しており、その多くが「公式サイトを最終確認の場」としています。ここで得られる印象が、予約の“最後のひと押し”になるのです。
ところが、公式HPのデザインが古かったり、情報が整理されていなかったりすると「この宿は対応が遅れているのでは?」「不親切かもしれない」とマイナスイメージを与えてしまいます。結果として、予約候補から外されるリスクが高くなります。
つまり、公式HPは「お客様が予約する直前の最終関門」。
ここで安心感や魅力を伝えられるかどうかが、予約率の明暗を分けるのです。
もちろん、HPを改善しただけで直予約が爆発的に増えるわけではありません。
広告運用、SNS活用、SEO対策などの併用が欠かせません。
とはいえ、公式HPの完成度を高めるだけで「離脱を減らす効果」は確実に得られるため、最初に取り組むべき基盤整備といえるでしょう。
2. 宿の個性やコンセプトを直接伝えられる
OTAではフォーマットが決まっており、写真や文章の表現にも制限があります。そのため、掲載できる情報はどうしても画一的になりがちです。
一方で、公式HPは 自由度が高く、自社の魅力を100%表現できる舞台。
- 宿の雰囲気を伝える高品質な写真
- オーナーやスタッフの想いを届ける文章
- 季節ごとのイベントや地域文化を紹介する特集ページ
- 動画による館内紹介や体験型コンテンツ
こうした工夫を取り入れることで、ただの宿泊施設紹介を超え、「ここで過ごしたい!」と思わせる世界観を演出できます。
また、HPで打ち出したコンセプトと実際の滞在体験に大きなズレがなければ、満足度が上がり、口コミ評価やリピーターにつながります。結果的に 直予約が増え、OTAへの依存度を減らすことも可能になります。
公式HPは「宿のブランドストーリーを伝える場」。
価格や立地で選ばれるだけでなく、「ここに泊まりたい」と思わせるための最強の武器になるのです。
離脱されやすいHPの特徴と改善ポイント

せっかくユーザーが公式HPにアクセスしてくれても、「見づらい」「分かりにくい」と感じた瞬間に他の宿へ流れてしまいます。
以下は、宿泊施設のHPでよく見られる“離脱されやすい要因”と、それを改善するためのポイントです。
1. デザインが古い
よくある問題点
- サイト幅が狭く、横長モニターやスマホ画面でレイアウトが崩れる
- Flashなど古い技術を使っており、スマホでは表示されない
- 問い合わせフォームがなく、メールソフトが立ち上がるだけ
- プロバイダの無料ドメインを利用していて、信頼性に欠ける
改善ポイント
- レスポンシブデザイン(スマホ・PC両対応)を導入する
- WordPressなど最新CMSを使い、更新しやすくする
- 専用ドメインを取得し、公式感と信頼性を高める
- 写真はプロカメラマンに依頼し、高解像度・統一感のあるビジュアルを掲載する
👉 見た瞬間に「古い」「不安」と思われると、宿のサービスそのものまで時代遅れに見えてしまうため、デザイン刷新は最優先課題です。
2. コンセプトや強みが伝わらない
よくある問題点
- 「自然に囲まれた癒しの宿」など抽象的でありきたりな表現ばかり
- 写真や文章を盛り込みすぎて、情報が散乱し読みにくい
- ナビゲーション(メニュー)が少なく、欲しい情報が探しにくい
改善ポイント
- ファーストビュー(最初に表示される画面)に 宿の一番の特徴を明確に打ち出す
- 例:「源泉かけ流し100%」「全室オーシャンビュー」など具体的に
- 検索結果の説明文(ディスクリプション)とサイト内容を統一する
- グローバルナビゲーションを整理し、必要な情報へ1クリックでアクセス可能にする
👉 「誰に」「どんな体験を提供する宿なのか」 が瞬時に伝わることが重要です。
3. 予約導線が不十分
よくある問題点
- 予約システムと連動していないため、メールや電話での問い合わせしかできない
- 予約ボタンがトップページにしかなく、他のページでは探しづらい
改善ポイント
- すべてのページに 目立つ位置に予約ボタン を設置する
- ページスクロールに追随する固定型の「今すぐ予約」ボタンを導入する
- 予約システムとカレンダーを連動させ、空室状況を即時に確認できるようにする
👉 ユーザーは“迷ったら離脱する” という習性があります。予約導線をシンプルかつ分かりやすく設計することが欠かせません。
4. スマホ・多言語対応が不十分
よくある問題点
- スマホ画面で文字やボタンが小さすぎて操作しづらい
- 画像サイズが重く、読み込みに時間がかかる
- 外国語表記がなく、インバウンド利用者が不安になる
改善ポイント
- モバイルファースト設計を取り入れ、スマホでの快適操作を最優先にする
- 画像を圧縮し、読み込み速度を改善(Googleが推奨する3秒以内が理想)
- 自動翻訳プラグインや多言語対応システムを導入し、海外からの予約に備える
- Googleの「モバイルフレンドリーテスト」で、定期的に最適化状況を確認する
👉 今後のインバウンド需要回復を見据えると、多言語対応は必須投資です。
WordPressでホームページを作るメリット

1. 世界中で利用される安心のプラットフォーム
WordPressは世界で最も使われているCMS(コンテンツ管理システム)で、世界のWebサイトの40%以上がWordPressで構築されています。利用者が多いため、情報も豊富で、安心して使えるのが大きなメリットです。
2. コストを抑えつつ本格的なサイトが作れる
- 基本的なシステムは無料で利用可能
- デザインテンプレート(テーマ)や機能追加(プラグイン)が豊富
- 必要に応じて有料テーマやプロのサポートを組み合わせても、フルスクラッチ開発より低コスト
👉 小規模な宿泊施設や店舗でも、プロ仕様のHPを比較的安く作れるのが魅力です。
3. 更新や修正が簡単
WordPressは管理画面から簡単にページを追加・修正できます。
- 写真の差し替え
- プラン紹介ページの追加
- 最新情報やブログ記事の投稿
👉 専門知識がなくても更新できるため、情報発信のスピードが上がります。宿泊施設なら「季節のイベント」「空室情報」などを即時に発信できます。
4. デザインと機能の自由度が高い
- 数万種類のテーマ(テンプレート)があり、イメージに合わせて選べる
- 予約システム、Googleマップ、SNS連携、多言語対応など、プラグインで簡単に追加可能
👉 「見た目の印象」と「機能性」を両立しやすいのが強みです。
5. SEO(検索対策)に強い
WordPressは構造的に検索エンジンに評価されやすく、SEO対策がしやすい設計になっています。
- SEO最適化プラグイン(例:All in One SEO、Yoast SEO)を利用可能
- ページタイトル、メタディスクリプション、URL構造を簡単に設定できる
👉 集客を意識するなら大きなメリットです。
6. 拡張性が高く、成長に合わせて進化できる
事業規模や目的の変化に合わせて機能を追加可能。
- 最初はシンプルなHP
- 将来的にはオンライン予約機能、EC機能、会員制サイトへ発展
👉 長く使える資産として育てられる点が、WordPressの大きな利点です。
まとめ
公式HPは単なる情報掲載の場ではなく、「宿の魅力を伝え、予約を後押しするための最重要ツール」です。
- 古いデザインは今すぐ刷新
- 強みを明確に打ち出す
- 予約導線を全ページに配置
- スマホ・多言語対応でユーザーの利便性を確保
これらを整えることで、離脱を防ぎ、結果的に予約率アップにつながります。
宿の公式サイトは“24時間働く営業担当”です。改善に取り組むことで、今後の集客力は大きく変わってくるでしょう。
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